<このプログラムを選ばれた理由についてお聞かせください>
1度、中学生のころ、職業体験として日本の保育園で働いたことがあり、もともと子供が好きなので、今度は海外のチャイルドケアを体験し、日本と海外の差を学んでみたいと思ったからです。
<準備段階での心配事や、不安に思っていたことについてお聞かせください>
準備段階の時点で、現地で利用する交通機関などをしっかり調べました。海外で一人で行動をするのは初めてだったので、ホームステイ先の周辺のバス停やお店などしっかり調べることにより、渡航前の不安はなくせていたかなと思います。
<ボランティア先での活動内容を教えて下さい>
私のボランティア先の幼稚園では、モーニングティー、昼ご飯、アフタヌーンティー、食事の時間が一日に合計3回あったので、食事の盛り付け、園児の手洗い、食後の片づけなどが、1日のメインのお仕事でした。また、お昼寝をとる園児もたくさんいたので、寝かしつけも体験させて頂きました。それ以外の時間は、園児の自由時間の遊び相手や、園児が安全に過ごしているかなどに注意を払っていました。
<ボランティアの感想と、そこから学べたことは何かありますか>
園児が何を伝えているのか、何を言っているのか、正直わからない時がいっぱいありました。泣いてしまった時も、どうして泣いているのか理由がわからず、先生に頼ってしまう時もあったのですが、たとえ英語が聞き取れなくても動作や表情が何を訴えているのかということがだんだんわかるようになって楽しく感じることが多かったです。
この経験から学んだことは、1番大切なことは自分から行動することだなと思いました。先生は指示をしてくれるわけでもないし、園児も何もしていない私になついてくれるわけではないので、常に何ができるのかを考え、ぼーっとしているのではなく、何かしらのアクションを起こすことが必要だということを学びました。
<ホームステイの生活はいかがでしたか>
家族はとても温かく、特にホストマザーが本当の母のように接してくれたので、とても居心地が良かったです。私は到着してすぐ結膜炎になってしまったり、熱が出てしまったりと大変なことが多かったのですが、ホストファミリーを含め、現地スタッフの方々の助けで乗り越えることが出来ました。また、滞在期間中に20歳の誕生日を迎えた私に、ホストファミリーはケーキ、プレゼントを用意してくれて、とてもうれしかったです。海外でこのような経験ができたことが、私にとっての1番の思い出です。文化の違いの点では、シャワーは5分で終わらせなければいけないことなど、私にとって少し大変な点はあったのですが、このような異文化体験をすることができて、とてもいい経験になったと感じています。
<後輩へ、何かアドバイスはありますか>
全てが初めてだった私は、出国前から不安なことばかりで頭がいっぱいでしたが、必ず助けてくれる人々はたくさんいるので恐れずに参加することをお勧めします。ボランティア先ではチャイルドケア経験が全くなくても、とりあえず意欲と積極性があれば十分やっていけると思います。疲れることもあるし、どうすればいいかわからなくなる時もたくさんあると思いますが、現地スタッフのサポートやホストファミリーの支えによって乗り越えることが必ずできます。
<最後にこのプログラム全体を通して、感想をお願いします>
個人的につらいことも多く、幼稚園先や現地スタッフの方々、ホストファミリーに多大なご迷惑をおかけしてしまったことが少し悔やまれる点ではありましたが、みなさんの支えで乗り越えることが出来ました。幼稚園での活動でも毎日疲れるという思いもありましtが、自分の足りない点や異文化の違いを見つけることが出来て、とてもよかったと思っています。